「飾り巻きずし」いかが もうすぐ節分 恵方巻き作りのついでに…(産経新聞)

 もうすぐ節分。恵方巻きを作るついでに、かわいい絵柄が楽しめる「飾り巻きずし」を親子で作るのも楽しそうだ。節分にちなんだ「鬼」柄と季節の花「梅」柄の作り方を、東京すしアカデミー(東京都新宿区)の川澄健専任講師に教えてもらった。(津川綾子)

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 ◆工作感覚で子供と

 飾り巻きずしは、金太郎あめのように切り口が絵柄になるのが特徴。一見、普通の巻きずしより作るのが難しそうだが、「冷蔵庫にある材料で十分。手順さえつかめば子供と一緒に工作感覚で楽しめる」と川澄さん。柄によらず、作り方のパターンは(1)全形を四つ切りにしたのりで小分けのすし飯を巻き、パーツを作る(2)作ったパーツを、半切り(全形の半分)のりでまとめ太巻きに−が基本だ。

 まずは「梅」。すし飯に赤いものを混ぜて梅の色にするが、川澄さんは「梅干しをたたいてみりんでのばしたものや、桜でんぶ、たらこでも色の濃さや味はお好みで」。

 このすし飯で花びらになる細巻き5本を作る。四つ切りのりの中央に梅色のすし飯30グラムをのせ、縦に細長くのばし、巻きすで巻く。

 細巻き(花びら)を5本作ったら、半切りのりで梅の花にまとめる。のりの上に細巻き3本、芯(しん)になる山ゴボウ、細巻き2本の順で重ね、転がしながら巻く。巻きすを手のひらに乗せて持ち、細巻きを組むと巻きやすい。巻きすの端からご飯が飛び出すのを、ふきんでとんとんとたたいて押さえれば、梅模様の太巻きが完成だ。

 ◆にこやかな「鬼」

 次は「鬼」。とはいえ、笑顔がかわいい小鬼だ。すし飯にたらこを混ぜてピンク色にしたら、このすし飯でまずパーツ作りから。

 三日月形の目は、四つ切りのりで作った楕円(だえん)形の細巻き(すし飯30グラム)を縦半分に切って作る。口は、魚肉ソーセージを縦半分に切り、四つ切りのりを巻いて。鼻は「山ゴボウや野沢菜、たくあんなど何でも」(川澄さん)。

 次に、半切りのりでパーツを組んで太巻きにまとめる。「パーツのすき間を小分けのすし飯で埋め、表情を整えるのがコツ」だ。

 手順は、半切りのりの左右をそれぞれ幅3センチ空け、その間にすし飯60グラムを平たくのばす。この上にパーツを乗せていく。

 まず、目と目の間になる場所にすし飯10グラムを縦長に盛り、その両脇に目を据える。目と目の間に鼻の具材、鼻の両脇に縦長のすし飯10ずつグラム、その上に口を重ねていく。最後に30グラムのすし飯を盛り、あごの輪郭を作り、巻きすでぎゅっと巻く。ふきんで端を押さえ、巻きずしに2センチ間隔で包丁を入れると、切り口から笑顔の小鬼が登場した。皿に盛り、角型に切った卵焼きで角をつけて完成だ。

 切り口を美しく仕上げるコツは「表情が崩れないよう、どのパーツもしっかり手でご飯を押さえながらまとめておくこと。時々、巻きずしの端を見て表情をチェックして」と川澄さん。子供の遠足のキャラ弁にも使えそうだ。

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